車両保険をつけずにレンタルバイクに乗る怖さ!!

2015年08月31日

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先日 レンタルバイクで2件の事故が発生しました。 まず、1件は単独の転倒事故 CB400スーパーボルドール 事故場所 青森県大間市 修理見積約60万 ご予約いただき楽しみにされていたお客様には大変申し訳ない状況になってしまいましたが、転倒されたお客様は 大きなけがもなく無事だったことが唯一の救いでした。 この機会にレンタルバイクのリスクをご理解いただきたいと思い、今回のケースでお客様の負担がどの程度必要になるのかを 算出してお知らせいたします。 今回の事故は右カーブで砂利ですべっての単独転倒事故です。 ガードレールなどもなかったので対物保険の対象はありません。 ケガなどもなかったので、対象となる保険は車両保険のみです。

まず、当社のお客様が負担された金額は休車補償料の5万円だけです。

当社は車両保険付きなので修理費のお客様負担はなく、免責補償に加入されましたので免責費用は免除になり、レッカー費用は当社運営のロードーサービス 愛車レスキューCCSが 対応できたことにより、本来お客様にご負担いただくレッカー費用の超過分(保険ロードサービス上限額15万円との差額)の 6万円はサービスすることができたことによって5万円だけで済みました。

万が一車両保険がオプションで希望しなかった、もしくは車両保険の設定がなかった場合、 相手のいない単独事故なので過失割合などは発生しないため

車両修理費 全額

車両保険免責

休車補償料

レッカー費用

上記4項目の費用負担が発生します。

車両保険未加入により修理費 60万 免責額や休車補償料、レッカー費用は会社や排気量によって差がありますが、

免責は400ccの場合概ね5万円 休車補償料概ね5万円 レッカー費用は今回のケースは函館までフェリーで移動していただきましたので函館から札幌までの レッカー費用で算出しますと約21万円かかります。

レッカー費用全額自己負担の場合約21万円 保険超過分負担の場合(保険会社のロードサービス限度額 15万円) 21万-15万=6万円

上記4項目の費用負担がお客様に請求されることとなりますので、車両保険未加入だった場合には少なくとも    60万+5万+5万+6万=76万円の請求書が お客様に届くことになったと思います。

車両保険付だが免責補償が無い場合 修理費用60万は保険で賄われるので0円ですが、車両保険免責 5万円 休車補償料 最大4日分のレンタル料の場合 6万4千円 レッカー費用自己負担の場合 21万円 レッカー費用超過分負担の場合 6万円 なので 最大で0+5万+6万4千+21万=32万4千円 最少で0+5万+5万+6万=16万円

このように万が一のことが発生した場合には、大きな負担がお客様にのしかかってきます。           レンタルするときには、レンタル料金ばかり気になりがちですが、もっとも重要なのは万が一の時にどのくらいリスクがあるのか を充分理解しオプションを選んだりお店を選んだりすることだと思います。万が一の時に負担しなければならない金額にはこれだけの差があることを知っていただき ホームページなどで車両保険の有無や免責額、休車補償料、レッカー費用などまでしっかり確認して リスクを考慮してお乗りいただきたいと考えております。

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もう1台はスティード400です。

余市の道の駅に駐車していたスティードが、バックしてきた自動車に倒され隣に置いてあったZZRと将棋倒しになりました。幸いお客様は買い物中だったためケガなどは一切ありませんでしたし、相手が名乗り出てくれていたので当社のお客様には一切負担がかかることはありませんでした。

が、もし当て逃げされていたとしたら…

修理見積約9万円は相手の保険会社から支払われますが、もし当て逃げされていたとすると車両保険がついていなければ不本意ながらもお客様負担となります。しかもZZRの修理費まで請求されることもありえます。ZZRの修理見積はわかりませんが、カウルが割れていたということでしたので、被害はスティードよりはるかに大きいことが予測されます。

最悪のケースを想定すると修理費と対物免責、休車補償が必要となり9万+5万+2万=16万もかかってしまいます。                       車両保険がついていれば車両免責5万+対物免責5万+休車補償2万=12万です。                  免責補償をつけていれば2万円です。

車両の損害が小さかったので大きな差にはなっていませんが、カウル付き車両の場合などは同様の事故でも修理費は2倍から3倍になっていたと思います。

 

昨年夏レンタルバイクをはじめるにあたり、万が一の時お客様の負担をどれだけ省けるかを考え実際に運営できるかを検討しました。その時に車両保険をオプションにすることや設定しないことなど一切考えませんでしたし、任意ではありますが免責補償も省くことは考えませんでした。もし、事故が多発し保険料が高騰し車両保険をオプションや設定なしにせざるをえなくなったら…

そのときは、レンタルバイクの運営をやめる時だと考えております。

ぜひ、リスクを十分考慮のうえレンタルバイクをお楽しみください。

 

 


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